ナナイロ宝箱

その灯火が、消える前に

意地でも幸せになってくれ

 

 

 

「応援するべきだと思う」なんて、誰が言う権利があるのだろう。人様の趣味に、ヲタクとしての形に、愛の形に、どうこう言える人なんているのだろうかと、そんなことばかり考えているここ数日です。

 

わたしにとって怒涛の1月が終わって、あっという間に2月も終わってしまいそうで。早かったなぁと感じるのはきっと、時の流れに気持ちがついていかないからなのでしょう。ツアーの幕開けで楽しい1年のスタート!となった矢先に応援しているグループからメンバーが脱退して(もうあれだし前にもはてブロ書いたから次から超特急と打ちますが)、かと思えば次の日にはまだまだJr.の真ん中にいるものだと思っていた彼のデビューが決まっていて。そりゃあ気持ちがついていくわけがないんです。まだ1月。年始。何なら年明け前に戻りたいもん。いや、デビューはおめでたいのですけどね。

 

でもどうしてこのタイミングで冒頭のようなことを考えているのかと、なりますよね、なる。わたしもそう思いますもん。何で今更こんなこと考えてるんだ?っていう。まぁ恐らく彼を取り巻く環境をみているうちに苦しくなってしまったというのと、「応援する権利と離れる権利」というものを彼とそのファンとその他のメンバーのファン、そして超特急とそのファンをみていて感じたというのが大きな要因なのですが。ヲタクはみんな担当や推しが大好きで、だからこその発言や行動であるのは重々承知しているし、汲み取っているつもりではいます。それでも、やはり人と人の間には理解しきれない部分があると思うんです。どう頑張っても他人だから。100%相手の考えていることを想像したりだとか、当てたりだとか、そんなことは到底無理で。そういう事実を理解しているのとしていないのでは全く違うなと感じるわけです。

 

「貴女はこれこれこうなんだろうけど」と、相手のことを理解した『つもり』になって発せられる言葉には、棘が生えていたり、早く鋭かったり、人を傷つけるには十分なものがあって。わかったつもり、知ったつもり、同じ気持ちでいるつもり、とかね。全部全部タチが悪いわけではないとは思います。そうやって寄り添ってくれる優しさに救われたことが私自身あるし、実際私もそうすることがあるから。だけど、そのスタンスでいるならば「聞くこと」は絶対条件で、相手の気持ちや話を聞かずして「わかってるよ、だからこうするべきだよ」なんて、言ってしまってはダメなのではないかと思うのです。その人の応援スタンスはその人自身が決めることであって、いくら同じグループを応援していたとしても口出しをして良いものではないでしょう? 勿論マナーやルール、常識的な面で底上げを図ったりだとか決まりを作ったりだとかはどうぞどうぞだし、ありがとうございますなんですけど、応援スタンスに関しては個々人の自由・好みで良いのでは?と思うわけです。

 

だから脱退したメンバーのことを応援している人も、関東でグループを作ってデビューした彼を応援している人も(わざわざこんな言い方した)、この先のことは好きなようにしたらいいし、自分の好きなようにするべきだし、それが1番いいと思う。だって応援してきたのは自分なんだもん。他人の尺度で決められて良いものではないよね。周りからあれこれ言われるけど、だって自分で好きになって、自分のお金をかけて、自分の時間を費やして応援してきたんだもん。だから「あの時の彼のこと、好きだったなぁ」なんて切なくなることもあるよ。だって応援してたんだもん。「何だか少し変わった?」とか感じることもあるよね。だってずっと見てきたんだもん。好きだから、ずっとみてきたから、だから環境が変わった時にあれ?と自担や推しとの間にすれ違いのようなものを感じるんだもの。好きじゃなかったらそんなこと考えないし、それまでの彼らをみてこなかったら変化にも気付かないよ。周りに何を言われたって自信を持っても良いじゃん。今まで彼を応援してきたのは誰なの?と、訴えたくなります。言いたいことが長くてごめんね。

 

 

この記事を立ち上げたのは「本当のファンならデビューを喜んで応援してあげるべきだよ!ついていくべきだよ!担降りなんて裏切りと同じ!」なんてニュアンスの言葉を目にしたからでした。普段はスルーするんだろうなと思いつつ、でも今の私を動かすには大きすぎるくらいの言葉の並びで。よくある言葉だけれど今の私にはタイムリーだなぁっていう。そもそも本当のファンって何なんだろうね。「本当のファンなら熱愛出ても喜んで、応援してあげるべきだよ!」とかいう言葉も嫌いだからなあ。

 

話が逸れたけど、上の言葉の何に引っかかったのかって、やっぱり「応援してあげるべき」とか、「ついていくべき」とかね。担降りは裏切り、はパワーワードですね、この世の女の大半が裏切り行為(担降り)を繰り返しては幸せを手に入れています。私も毎日自担に担降りの繰り返しです。アーメン。まず応援してあげるべきって何で他人に言われなきゃいけないのって思うんですけどどうですか?

 

話が行ったり来たりで言いたいことが伝わらなさそうで不甲斐ない(T_T)まとめると他人のヲタ事情に口出ししないでくださいに落ち着きます。同じ人を応援していても、みんながみんな同じ時代の彼を好きでいたわけではないし、出逢った時期も、好きになった日も、応援してきた年月も違うでしょう。そうなるとやっぱり思い入れの強い時代も違うじゃないですか。今ずっと話してる彼を例にすると、初々しい彼が好きだったとか、お兄ちゃんとしっかり者に挟まれてのびのびお馬鹿ちゃんをしている彼が好きだったとか、相棒とbrotherを歌う彼が好きだったとか、MCの収集がつかないのが可愛い3人が好きだとか、この6人ならキラキラアイドルだから応援したいとか、まぁ色々、あると思うんですよ。十人十色ですよ、そこは。だから、私は貴女の好きな彼を理解できないと思うし、貴女も私の好きな彼を理解できないと思うのです。そこは、そこだけは、譲り合っても、そういう違いがあっても、良いんじゃないかな?当たり前なんじゃないかな?と思うのです。

 

そういうわけで、みんながどういう気持ちかはわからないけれど、コーちゃんのことで迷っている人にも、彼のことで迷っている人にも、好きなようにヲタク人生を楽しもうね〜!と言いたいし、そう出来ない時なのもわかるんだけど、ね、そうなれると良いねと思っていますので。今まで好きでいた彼らは嘘ではないし、無くならないからね。ヲタクみんな幸せになれる!と思っているので。そのくらい彼らは素敵な人たちだと思っているので。大丈夫、大丈夫。好きなだけ迷おうね。

 

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腹をくくった彼にかける言葉はみつからないし、同情は求めていないだろうし、かといって薄情だね、なんていう風には思わないし。何か大きな転機だったり、気持ちの切り替わったタイミングだったり、そういう大事なことを言葉にしてくれるのは誌面の上なことが多くて。それも時差があることが多いから、彼の中では気持ちの整理がついていても、初めて知るこちらとしては驚くことが書いてあることも珍しくなくて。それ故、余計に彼の言葉が冷たいと思ってしまったり薄情だと感じてしまう人がいるのだろうなと思います。家族のことも、デビューのことも、関西のことも、全部を淡々と話すから。でもきっとそれには自分に言い聞かせる意味もあるのだろうなと思っているのだけれど、どうですか?自分に言い聞かせるように、もう後戻りはできないと喝を入れるように。違うかな?

 

君がいる世界の中で - ナナイロ宝箱 

 

以前にも書いたけれど、誤解されやすい人であり、時には反感をもかいやすい人であると感じています。私がフィルターかけてしまっているだけなのかもしれないけれど、でも頑張っていると、成長していると、会う度に感じていました。それでもやはり全てが真っ直ぐに伝わるわけではなくて、彼なら尚更、だと思うんだけど。それとなく発した言葉もマイナスな意味で受け取られることも、少なくなくて。勿論そういった勘違いをうまないような上手い話し方や伝え方を身につけていってくれればと願うばかりですが。それだけではないなと思う点も多くあって。側から見たらトントン拍子に進んでいるんだろうし、必死さがみえないんだろうし、ギラギラしてないようにみえるんだろうし、辛いことなんて何もないんだろうなとすら思われているのではと考えたりしてます。そのくらい、彼への風当たりは強かったし、これからもきっと強いままで、このまま勘違いされながら生きていくのかな〜なんて。期待に応えようとしていた、ただそれだけなのにね。

 

「直談判」と大々的に書かれてはいても、正しくは「相談」をしていったうえでデビューが決まったこと、知らないままの人もきっといるし。「関西に戻る気は無かった」という言葉に裏切りだと感じる人もいるだろうし。

 

言葉足らずだなって感じるし、もっとうまいように言えば傷つけることも傷つけられることも、嫌われることも無いのにって思うことも、背負いすぎじゃないの?って思うこともたくさんあるよ。それでも、そういう道を選んだのは紫耀くんだから。わざとそうなるべく歩んでいるのだと思っているから。いつも淡々と語るのは未練がないからではなくて、未練がある自分と決別する為だと思っているから。決別するために、自分に言い聞かせて、強がって、仮面をかぶって、そんな貴方で良い。それがそこに立つ術ならば、それで良い。少なくとも私は、結果が出せないから関西に戻ります、なんて言わなくて良かったと思っているし、なぁなぁな気持ちじゃ無いんだと知ることができて良かった。関西のみんなも、貴方がいなくたって立派にやっているし、むしろあの時よりもっと素敵な子たちになっている、かもしれないし。だからもういいから、未練なんて見せないで、素知らぬ顔をしていて欲しい。今はまだ前だけ見ていて欲しい。前だけを見て、がむしゃらに頑張っていって欲しい。そして、ワガママを許してもらえるならば、いつか笑って話せる時を迎えたら、あの時の話をして欲しい。ふにゃふにゃな笑顔をみせて欲しい。アホやな〜って可愛がられるところをみせて欲しい。

 

私は欲張りだから、して欲しいことばかりで、与えられることしか考えていなくて、与えられるものなんて何も無い。でも、欲張りでワガママなヲタクの願いをもう一つだけ、最後に一つだけ。勝手にたくさん傷ついて、勝手に幸せになって、笑って泣いて、悔しくなって、でもどこか嬉しくて、素直に言えなかったけど、デビューおめでとう。色々なものを自分から切り離してまで、うん、わざとこういう表現をするけれど、大切なキラキラを置いてまで選んだ道です。後悔なんてしないでね。

 

紫耀くん、意地でも幸せになってください。

 

 

 

 

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長くなったし、まとまりもないし、殴り書きならぬ殴り打ちみたいになりましたが今の気持ちです。ヲタクみんな幸せになれればいいのにね。

 

 

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