意地でも幸せになってくれ
「応援するべきだと思う」なんて、誰が言う権利があるのだろう。人様の趣味に、ヲタクとしての形に、愛の形に、どうこう言える人なんているのだろうかと、そんなことばかり考えているここ数日です。
わたしにとって怒涛の1月が終わって、あっという間に2月も終わってしまいそうで。早かったなぁと感じるのはきっと、時の流れに気持ちがついていかないからなのでしょう。ツアーの幕開けで楽しい1年のスタート!となった矢先に応援しているグループからメンバーが脱退して(もうあれだし前にもはてブロ書いたから次から超特急と打ちますが)、かと思えば次の日にはまだまだJr.の真ん中にいるものだと思っていた彼のデビューが決まっていて。そりゃあ気持ちがついていくわけがないんです。まだ1月。年始。何なら年明け前に戻りたいもん。いや、デビューはおめでたいのですけどね。
でもどうしてこのタイミングで冒頭のようなことを考えているのかと、なりますよね、なる。わたしもそう思いますもん。何で今更こんなこと考えてるんだ?っていう。まぁ恐らく彼を取り巻く環境をみているうちに苦しくなってしまったというのと、「応援する権利と離れる権利」というものを彼とそのファンとその他のメンバーのファン、そして超特急とそのファンをみていて感じたというのが大きな要因なのですが。ヲタクはみんな担当や推しが大好きで、だからこその発言や行動であるのは重々承知しているし、汲み取っているつもりではいます。それでも、やはり人と人の間には理解しきれない部分があると思うんです。どう頑張っても他人だから。100%相手の考えていることを想像したりだとか、当てたりだとか、そんなことは到底無理で。そういう事実を理解しているのとしていないのでは全く違うなと感じるわけです。
「貴女はこれこれこうなんだろうけど」と、相手のことを理解した『つもり』になって発せられる言葉には、棘が生えていたり、早く鋭かったり、人を傷つけるには十分なものがあって。わかったつもり、知ったつもり、同じ気持ちでいるつもり、とかね。全部全部タチが悪いわけではないとは思います。そうやって寄り添ってくれる優しさに救われたことが私自身あるし、実際私もそうすることがあるから。だけど、そのスタンスでいるならば「聞くこと」は絶対条件で、相手の気持ちや話を聞かずして「わかってるよ、だからこうするべきだよ」なんて、言ってしまってはダメなのではないかと思うのです。その人の応援スタンスはその人自身が決めることであって、いくら同じグループを応援していたとしても口出しをして良いものではないでしょう? 勿論マナーやルール、常識的な面で底上げを図ったりだとか決まりを作ったりだとかはどうぞどうぞだし、ありがとうございますなんですけど、応援スタンスに関しては個々人の自由・好みで良いのでは?と思うわけです。
だから脱退したメンバーのことを応援している人も、関東でグループを作ってデビューした彼を応援している人も(わざわざこんな言い方した)、この先のことは好きなようにしたらいいし、自分の好きなようにするべきだし、それが1番いいと思う。だって応援してきたのは自分なんだもん。他人の尺度で決められて良いものではないよね。周りからあれこれ言われるけど、だって自分で好きになって、自分のお金をかけて、自分の時間を費やして応援してきたんだもん。だから「あの時の彼のこと、好きだったなぁ」なんて切なくなることもあるよ。だって応援してたんだもん。「何だか少し変わった?」とか感じることもあるよね。だってずっと見てきたんだもん。好きだから、ずっとみてきたから、だから環境が変わった時にあれ?と自担や推しとの間にすれ違いのようなものを感じるんだもの。好きじゃなかったらそんなこと考えないし、それまでの彼らをみてこなかったら変化にも気付かないよ。周りに何を言われたって自信を持っても良いじゃん。今まで彼を応援してきたのは誰なの?と、訴えたくなります。言いたいことが長くてごめんね。
この記事を立ち上げたのは「本当のファンならデビューを喜んで応援してあげるべきだよ!ついていくべきだよ!担降りなんて裏切りと同じ!」なんてニュアンスの言葉を目にしたからでした。普段はスルーするんだろうなと思いつつ、でも今の私を動かすには大きすぎるくらいの言葉の並びで。よくある言葉だけれど今の私にはタイムリーだなぁっていう。そもそも本当のファンって何なんだろうね。「本当のファンなら熱愛出ても喜んで、応援してあげるべきだよ!」とかいう言葉も嫌いだからなあ。
話が逸れたけど、上の言葉の何に引っかかったのかって、やっぱり「応援してあげるべき」とか、「ついていくべき」とかね。担降りは裏切り、はパワーワードですね、この世の女の大半が裏切り行為(担降り)を繰り返しては幸せを手に入れています。私も毎日自担に担降りの繰り返しです。アーメン。まず応援してあげるべきって何で他人に言われなきゃいけないのって思うんですけどどうですか?
話が行ったり来たりで言いたいことが伝わらなさそうで不甲斐ない(T_T)まとめると他人のヲタ事情に口出ししないでくださいに落ち着きます。同じ人を応援していても、みんながみんな同じ時代の彼を好きでいたわけではないし、出逢った時期も、好きになった日も、応援してきた年月も違うでしょう。そうなるとやっぱり思い入れの強い時代も違うじゃないですか。今ずっと話してる彼を例にすると、初々しい彼が好きだったとか、お兄ちゃんとしっかり者に挟まれてのびのびお馬鹿ちゃんをしている彼が好きだったとか、相棒とbrotherを歌う彼が好きだったとか、MCの収集がつかないのが可愛い3人が好きだとか、この6人ならキラキラアイドルだから応援したいとか、まぁ色々、あると思うんですよ。十人十色ですよ、そこは。だから、私は貴女の好きな彼を理解できないと思うし、貴女も私の好きな彼を理解できないと思うのです。そこは、そこだけは、譲り合っても、そういう違いがあっても、良いんじゃないかな?当たり前なんじゃないかな?と思うのです。
そういうわけで、みんながどういう気持ちかはわからないけれど、コーちゃんのことで迷っている人にも、彼のことで迷っている人にも、好きなようにヲタク人生を楽しもうね〜!と言いたいし、そう出来ない時なのもわかるんだけど、ね、そうなれると良いねと思っていますので。今まで好きでいた彼らは嘘ではないし、無くならないからね。ヲタクみんな幸せになれる!と思っているので。そのくらい彼らは素敵な人たちだと思っているので。大丈夫、大丈夫。好きなだけ迷おうね。
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腹をくくった彼にかける言葉はみつからないし、同情は求めていないだろうし、かといって薄情だね、なんていう風には思わないし。何か大きな転機だったり、気持ちの切り替わったタイミングだったり、そういう大事なことを言葉にしてくれるのは誌面の上なことが多くて。それも時差があることが多いから、彼の中では気持ちの整理がついていても、初めて知るこちらとしては驚くことが書いてあることも珍しくなくて。それ故、余計に彼の言葉が冷たいと思ってしまったり薄情だと感じてしまう人がいるのだろうなと思います。家族のことも、デビューのことも、関西のことも、全部を淡々と話すから。でもきっとそれには自分に言い聞かせる意味もあるのだろうなと思っているのだけれど、どうですか?自分に言い聞かせるように、もう後戻りはできないと喝を入れるように。違うかな?
以前にも書いたけれど、誤解されやすい人であり、時には反感をもかいやすい人であると感じています。私がフィルターかけてしまっているだけなのかもしれないけれど、でも頑張っていると、成長していると、会う度に感じていました。それでもやはり全てが真っ直ぐに伝わるわけではなくて、彼なら尚更、だと思うんだけど。それとなく発した言葉もマイナスな意味で受け取られることも、少なくなくて。勿論そういった勘違いをうまないような上手い話し方や伝え方を身につけていってくれればと願うばかりですが。それだけではないなと思う点も多くあって。側から見たらトントン拍子に進んでいるんだろうし、必死さがみえないんだろうし、ギラギラしてないようにみえるんだろうし、辛いことなんて何もないんだろうなとすら思われているのではと考えたりしてます。そのくらい、彼への風当たりは強かったし、これからもきっと強いままで、このまま勘違いされながら生きていくのかな〜なんて。期待に応えようとしていた、ただそれだけなのにね。
「直談判」と大々的に書かれてはいても、正しくは「相談」をしていったうえでデビューが決まったこと、知らないままの人もきっといるし。「関西に戻る気は無かった」という言葉に裏切りだと感じる人もいるだろうし。
言葉足らずだなって感じるし、もっとうまいように言えば傷つけることも傷つけられることも、嫌われることも無いのにって思うことも、背負いすぎじゃないの?って思うこともたくさんあるよ。それでも、そういう道を選んだのは紫耀くんだから。わざとそうなるべく歩んでいるのだと思っているから。いつも淡々と語るのは未練がないからではなくて、未練がある自分と決別する為だと思っているから。決別するために、自分に言い聞かせて、強がって、仮面をかぶって、そんな貴方で良い。それがそこに立つ術ならば、それで良い。少なくとも私は、結果が出せないから関西に戻ります、なんて言わなくて良かったと思っているし、なぁなぁな気持ちじゃ無いんだと知ることができて良かった。関西のみんなも、貴方がいなくたって立派にやっているし、むしろあの時よりもっと素敵な子たちになっている、かもしれないし。だからもういいから、未練なんて見せないで、素知らぬ顔をしていて欲しい。今はまだ前だけ見ていて欲しい。前だけを見て、がむしゃらに頑張っていって欲しい。そして、ワガママを許してもらえるならば、いつか笑って話せる時を迎えたら、あの時の話をして欲しい。ふにゃふにゃな笑顔をみせて欲しい。アホやな〜って可愛がられるところをみせて欲しい。
私は欲張りだから、して欲しいことばかりで、与えられることしか考えていなくて、与えられるものなんて何も無い。でも、欲張りでワガママなヲタクの願いをもう一つだけ、最後に一つだけ。勝手にたくさん傷ついて、勝手に幸せになって、笑って泣いて、悔しくなって、でもどこか嬉しくて、素直に言えなかったけど、デビューおめでとう。色々なものを自分から切り離してまで、うん、わざとこういう表現をするけれど、大切なキラキラを置いてまで選んだ道です。後悔なんてしないでね。
紫耀くん、意地でも幸せになってください。
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長くなったし、まとまりもないし、殴り書きならぬ殴り打ちみたいになりましたが今の気持ちです。ヲタクみんな幸せになれればいいのにね。
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夢の中のお話。
これは空想のお話で、決して大好きな人たちが壊れてしまうとか、離れ離れになってしまうとか、そういうわけではないです。ただもしその時が来たときのために、自分の中の気持ちを少しずつ整理できれば良いかな、と思ったので書いています。
だから推しじゃないとか、関係なく、気持ちを綴ります。許してね。
わたしにはWEST以外にも大好きなグループがあって、そこのダンサーをしているユーキくんを推していて。みんなみんな素敵な人たちだけれど、その中でもいちごちゃんは特別で、2人揃えば無敵!とさえ思っていて。1号車のコーイチと、5号車のユーキくん。1と5でいちごちゃん。
コーイチくんはお歌がはちゃめちゃに上手くて、ダンサーじゃないのにダンスも上手くて、ダンスしてるときの顔がとっても楽しそうで、この人はエンターテイナーになるべくして生まれて来たのだろうなと思わせるものがあって、普通ならそれだけで忙しいのに有名だろう私大にも通っていて、出来ないことがあるのか?と疑問にすら思わされて、なんなら、そう、どうして超特急のボーカルなの?とすら思っていた存在でした。初めはずっとそう思ってました。
でもコーイチくんは言いました。満員の代々木のステージにやっと立てた時に、「代々木で止まるつもりはない。走り続ける。」と言いました。 違うところではさ、「7人でドームに立ちたい。」とも言ってたよね。私はユーキくん推しだけど、このコーイチくんの言葉に安堵したんです。ああ、コーちゃんは居なくならないんだな、ここに居てくれるんだなって、思ってしまったんですよね。今考えたらコーちゃんにとってそういうのすら重荷だったのかもしれないし。コーイチくんがいないとダメみたいな、他のメンバーだけじゃやっていけないみたいな、そんな感情すら失礼だったのかもしれないし。もう何もわからないけれど。でも6人がダメとか、そういうんじゃなくて。1度吉野晃一という最強な人に出逢って、メンバーとして活動して来た6人にバラバラになるという結末はあんまりじゃないのか?とか。ファンにとっても、あんな素晴らしい人を無かったことにしろなんて無理じゃないのか?とか。明日は我が身なんてよく言いますけど、ああ、こういうことなんだなって。私メンバーがいなくなったり、グループが壊れてしまった時にはもっと騒ぎ立ててしまう自分を予想していたんだけど、実際そうなると意外とそうでもない。ただただ哀しくて、でも気持ちの整理がつかないからわかってくれる人に気持ちを吐き出させてもらったり、とりあえずTwitterに気持ちをぶつけてみたり。そうしているうちにふと、「こうやってヤダヤダって言っていても、もうどうしようもないのか、」そう悟ってしまう自分が嫌いになったりだとか。「どうしようもない」なんて、今1番使いたくない言葉なのにね。
どうしてだろうな、どうしてこんなに哀しいんだろう。もちろん大好きな応援しているグループから大事なメンバーが脱退するから、そう言われればそうでしかないし、簡単なことなんだけど。でも私にとったらきっといちごちゃんは特別で、2人は一緒にいてくれないと困るって、そうずっと思っていたから、余計に、みたいなところがあるんだと思う。
先にも言ったけどコーイチくんは天才で、なんでも出来て、完璧な人、だと思う。そんなコーイチくんが、ユーキくんのダンスを、ダンスに対する情熱を認めてくれている。同じようにユーキくんもコーイチくんの歌を、歌に対する姿勢を認めていて、ヲタク的に言ったら胸熱案件以外の何物でもない。この2人の関係性が本当に大好きで、2人が絡むパフォーマンスは必ずと言っていいほど涙が出て、伝わってくる気持ちの量がすごくて、それでいて綺麗だと感じて、だからずっとずっと一緒にいて欲しかった。この2人って無敵じゃん!!!そう思っていた。大好きだった。
この先超特急の6人が、吉野晃一くんが、どうやって活動していくかはまだわからない。次のシングルやツアーは6人だと発表されたけれど、ファンミは?パーバレは?FCのみんなは最後に会える機会もないの?本人からの言葉は?そんな疑問ばっかりで、正直この先も応援するよ!とか綺麗なことは言えないし、推しじゃないから文句言わないで我慢する、なんてことも出来ない。だって7人と8号車で1つって言ったのあっちじゃん??今更置いていくなんて意味わかんないじゃん??わたしは執念深い女で、粘着質なので、納得いくまでこのままここにいると思う。同じ気持ちの人がいれば言ってあげたいな。こんなんでファンって言えるのかなって不安になるかもしれないけど、好きだからそう思って当たり前だよって。感情に正解不正解なんてないと思うし。好きにさせたんだから、納得いくまで好きでいさせろって。
結論、私は、もし、もし好きなグループが離れ離れになってしまったり、壊れたりしてしまったなら、納得いくまでその場で立ち止まって、好きだった形の彼らを見つめているらしい。もうその時の彼らに会えることは無いけど。(この一言が自分で言って1番自分の気持ちを苦しくさせてる。会える時をみつけるのは難しいけど、それでもやっぱり会いたい時に会いにいく、は鉄則かもしれない。)
長々と綴ったけれど、実際こんな気持ちになることはあるのかな。これは夢の中の話だから。まだ私は夢の中にいるから。夢だよね、きっと。
本当に、夢ならなぁ。夢なら良かったのにね。
きっと満足なんてしない。会えるだけ会っていたって、その後きっと、でもまだあの時頑張れば会えたのにって、そう思う。ヲタクだからきっとそう。だからその点はしょうがないと割り切るけれど。
記憶の中の彼らは消してしまわないように、勝手に塗り替えてしまわないように、せめて1番好きな姿の彼らのことを、飾っておかせてほしい。これからも好きなだけ、勝手に好きでいさせてよね。
今日の気持ちを忘れないように、忘れないと思うけど、備忘録でした。
君はきっと陽だまり
ポレポレ東中野にて行われた山戸結希監督凱旋上演、最後の一夜にお邪魔して来ました。溺れるナイフが大きなスクリーンに映し出される最後を、どうしても自分の目に耳に心に、残しておきたかったのです。
初めの圧倒的な可愛さの夏芽だけが映されるカットは、そこが普通ではない世界だと感じるには簡単で、違う世界を覗き見させて貰っているような、そんな気持ちになりました。
夏芽は神さんでは無いけれど、かといって普通の女の子という訳でもなくて。言うなればその容姿と才能で生きていけるほどの日本中の女の子の憧れで。ただコウの前だけでは、自分の神さんの前だけでは、普通の女の子になれたのだと思います。嫉妬するほどのカリスマ性をもつ彼に出逢い、負けたくないと感じる中でその感情が愛になり、自分の全てを委ねたいと思うまでになった。コウはコウで、夏芽の容姿に惹かれたことはセリフでも言っていますが、他にも夏芽が自分を見つめる時の挑発的な視線に今まで知ることのなかった魅力を感じたのかなと思います。
ここまで書いていて改めて思ったのは、私は夏芽には感情移入してこの作品を観られなかったなということです。最早登場人物の誰にも出来ませんでした。コウのような危うさもカリスマ性も、夏芽のような頑固さも美しさも、大友のような優しさも温かさも、カナのような闇も愛情も、私は持っていないものだったから。理解できないのでは無くて、でもそこにいる誰にも感情移入をすることは無かったです。それでも私は涙を流しながらこの映画に触れ、大きな衝撃を受け、大事な大事な宝物だと言えるほどにこの映画が大好きです。
如何してここまで自分の中でこの作品が大きな存在になっているのかはわからないけれど、ただわかっていることは、きっと私は大友くんに恋をする1人の女の子としてこの映画を観ていた、この世界に生きていたということです。誰の中で生きるでもなく、新たな「私」として大友くんに恋をしていた。山戸監督の手で私も「女の子」になれました。
周りに流されない強さにかっこいいなぁと惚れ惚れして、友達のままで良いなんて言った時にはもっと欲張りになっていいんだよと背中を押したくて、想いが通じた時にはおめでとうって涙声で伝えて、空元気で送り出した時にはよく頑張ったねって抱きしめてあげたくて。大友くんはいつだって優しい人です。気持ちを伝えるときも、付き合おうってなるときも、夏芽を見送るときも。いつだって自分は味方でいるけど、それが重荷にならないように逃げ道を作ってあげられる人です。彼女の居場所を作ってあげるのに、そこに居ることを強制しない人です。 そんな風に大切な人にとっての1番いい道を考えて選択肢を与えてあげる大友くんを、私はずっと追い続け、エールを送っていました。
最後のシーン 、きっと大友くんは何も知らずにその先を生きていくんだろうなと思わせる演出で、私は正直ホッとしました。大友くんにはもっと普通に生きていてほしい。光とも闇ともいわない世界で良いから、大友くん自身が陽だまりのような人だから、何も知らないまま生きていってほしい。もうこれ以上苦しい想いをしないで生きていって欲しいと、貴方に恋をする1人の女の子として、願っています。貴方は紛れもなく私の、みんなの、あの世界のなかでの、たった1つの陽だまりでした。
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自分の目で確かめるまで、「大友はただの重岡くんだった」という声に何処か嫌な気持ちがしていました。そんな言い方はまるで重岡大毅が重岡大毅のまま映画に臨んだみたいに聞こえてきて、何だか失礼なんじゃないかなって。この目で映画を観ることが出来た時、やはり大友くんは重岡くんそのままなんかじゃないと感じたし、きっと「自然体で」の言葉に苦しみながら大友勝利を演じてくれたのだろうなと思いました。ただ、観てくれた人に「重岡大毅そのものだった」と思わせるほどに大友くんの陽だまりのような優しさは重岡くんにマッチしていた、ということなのかな。そう思ってもらえるほどに自然な演技だったのならきっとそれ以上に嬉しいことはないよねと、今なら言えるかもしれません。
こんなにも感情を揺さぶられて、恋心を抱いて、女の子になれる映画は溺れるナイフが初めてでした。観ていてこんなにも心が苦しくなって、涙を流すほどに愛しいと思えたのは大友くんが初めてでした。こんなに素敵な作品に重岡くんが出演してくれたこと、とても誇りに思います。
ポレポレ東中野での上映後、山戸監督へのお手紙をお渡しした際に少しお時間を頂けたのでお話しさせて頂きました。伝えたいことのうち何%伝えられたのかもわからないし、緊張と嬉しさで言葉が出る前に涙になって流れてしまったけれど、「重岡くんを見つけてくれてありがとうございました。」のそのたった一言を伝えることが出来て本当に良かった。それに対する「こちらこそ重岡くんを生んでくれてありがとうございました。」「私だけじゃなくてたくさんの人に見つかりましたね、重岡くん。」という山戸監督からのお言葉が涙が出るほど嬉しくて、勝手に救われたような気持ちになり、そして重岡くんを選んだことを決して後悔していなくて、むしろこの映画を通して重岡くんが世界に見つかってくれればとさえ思ってくれていると、そう感じて。ああ何て素敵な監督さんに撮っていただけたんだろうと、幸せだなぁと、どこか他人事のように思って。
気付けばこの作品を取り巻く全ての存在のファンになり、宝物になっていました。これからもきっと大切で、観るたびに女の子になります。この映画を通して得た感情も、出逢いも、ずっとずっと自分の中で大切にしていきたいものとなりました。私がこの映画に出逢えたのは紛れもなく大好きな重岡くんのおかげです。重岡くん、ありがとう。またいつか素敵な演技をみせて欲しいです。頑張ろうね。
溺れるナイフが、1人でも多くの方の手に渡り、目に届き、耳に響き、心に刺さる作品になりますように。これからもずっと、愛し続けます。
重岡くんがアイドルと呼ばれる理由
君がいる世界の中で
会いに行ける時に会いに行かないと後悔するだとか、いつまでもそこに居てくれると思っちゃダメだとか、そんなことは呆れるほど耳にしてきたし頭では解っているつもりだったのに、いざ別れを目の前にすると自分の覚悟は足りていないのではないかと考えさせられます。
*
突然の別れに涙を流したり、1つの時代が終わったような気分になったり、別れすら伝えられない状況を嘆いたり、アイドルとの別れを通じてたくさんの感情を抱いた2月。それぞれのアイドル人生を自分の記憶に残せる時代に生まれたことに幸せを感じながら、アイドルが人々に与える影響の大きさに驚愕しました。
彼等の輝きがわたしの道を照らしてくれるような、彼等の光をうけてわたしが頑張れるような、大袈裟な表現にはなるけれどやはりわたしの陽だまりは彼等であって、わたしはそこで生きていきたい。ただ、交わらないならばこれほどの想いも誰にも迷惑はかけないだろうと思ってはいても、心の何処かで心配はある。たくさんの人から矢印を向けられるのはどんな気持ちなのか。痛くはないのか。辛くはないのか。壊れてしまわないか。
いつか消えてしまわないか。
ー わたしの好きな人達はずっとそこに居てくれる気がする ー
しがないヲタクのそんな自信は何の保証にもならないし、彼の気持ちは彼にしかわからない。デビューをした彼がそこに居続けてくれることも絶対ではないし、何があるかわからないから覚悟をしていないわけでは無い。それでも、あの苦境を乗り越えられた彼等ならと少し安心をしてしまったりもするのです。
じゃあまだそこで足掻いている君はどうだろう?
何もわからずお兄ちゃんたちに甘やかして貰ってばかりのところから、舞台で主演をいただけるくらいにまでなったけれど、括りの中からは抜け出せないままで。経験は少ないかもしれないけれど、頑張らなかった人間がここまでこれるほど甘い世界ではないとわたしは思っているよ。だけど、それが全ての人に真っ直ぐに伝わるかと言われたらそうでは無いし、良く思わない人がたくさんいるのも事実で。巡る環境のなかで板挟みになった君は、憶測で多くを語られては心ない言葉を浴びせられて、それでも何も知らないような顔をして。そんな君をみてわたしは胸が苦しくなったけれど、じゃあ君はどうだろう?痛くないですか、辛くないですか、壊れてしまわないですか?
いつか消えてしまわないですか?
誰かにその切符が与えられるまでは、それまではみんなが横一列だと思っているから、「推されに何がわかるんだ」みたいな言葉は腐るほど言われたけど何も響かなくて。アイドルだからといって個人を叩いて良い訳がないのに、そうやって心ない言葉を浴びせる人たちに「彼の何がわかるんだ」と逆に言ってあげたかった。ヲタクなんて自担のことすらわかってないのに、どうして他メンのことまでわかった気になって下げようとするんだろうって、そんなことしても貴女の担当は上には行けないよって、そのくらいわかってよって、そんなことばかり思ってたし、そんな環境のなかで君は大丈夫なのかと不安でいっぱいだった。でもどんな偏見からも守ってはあげられないし、多分君もそれを望んでいないのかなと思った。1度仮面をつけた君を守ることが出来る方法があるとすれば、それは何も知らないふりをしてただ応援することだけなのではないかなと。
話はズレたけど要するに、どれだけ前に出ててもこれという決定打がない限り何も変わらないし、もどかしい日々が続くんだろうなということで。況してや魅力的なメンバーで溢れるこの世界では今の位置を保つだけでも大変なことだけれど、でも、その切符を君が手にする姿をこの目で見届けたい。もっと大きなステージで君に輝いて欲しい。欲を言えばいつか、周りの目を気にせずにあの時を懐かしむ君の話が聞きたい。暖かい眼差しに包まれて本当の顔で微笑む君がみたい。
ヲタクは求めるばかりで、何も与えられないのが悔しいけれど、それでも今はどうかそこに居てください。辛くなったら無理はしてないで、なんてことは優しい言えないから、意地でもそこに立ち続けてください。君が本当に笑えるのは、報われるのは、きっとその先にあるはずです。
君が消えずにそこにいてくれる限り、灯火を消さずにいてくれる限り、その光を借りて暮らしていくから、だからどうか、ずっとずっと消えずにいてくれますように。
送りたい和歌【恋愛編】②
お久しぶりです(^_^)書く書く詐欺をしていた送りたい和歌【恋愛編】、虹色順の後半3人をやっとこさ書きたいと思います〜〜。
◎藤井流星
「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに 乱れそめにしわれならなくに」
ー陸奥のしのぶもじずりの乱れ模様のように、私の心は忍ぶ恋のために乱れています。このように乱れはじめたのは誰のせいでしょうか。私ではなくて全てあなたのせいなのですよ。ー
流星さんてじわじわ惚れさすの上手そう(偏見)。見た目派手だけどあんまり仕掛けてこなかったらそれはそれでギャップというか。でも好きにならせといて彼女いたりとかしそう()でも流星さんは悪くないんだよ、勝手に好きになったから。だから忍ばねばならぬのです。でも貴女も悪くないんだよ、流星さんは罪な男です、、、
「いつしかと初山藍の色に出でて 思ひそめつる程をみせばや」
ーいつになったら、山藍の初草で染めた色のようにはっきりと、初恋の思いのほどをあの人に知らせようか。ー
流星さんと初恋って何かしっくりこないな〜と思っていたのですがこれだ!と思うのが見つかりまして。まず青い染料というのが青!流星さん!と思って。初恋とは言ったけれど、ここでは心の面で初恋だったらなぁと考えました。プラプラ遊んでるのはカウントしないことにして(また偏見)。でも例えばだけど、学生の頃に本当に好きになれる人に出逢えた流星さんが、頑張って色々と探してこの和歌を紙に書いて渡したとしたら。文学少女はきっと恋に落ちます。そうですわたしの趣味です。
◎濵田崇裕
「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあわんとぞ思う」
ー 川の流れが速いので、岩にせき止められた滝のように流の速い水がいったんは別れ別れになっても末には一つになるように、あなたと離れ離れになってもまたいつか再会したいと思います。ー
一緒にいたい、という想いは強いのに別れはやってきてしまって。そんな時に詠まれた激しい恋の歌だと言われています。今では恋だけでなくいろいろな人との別れ、人生の岐路など様々な場面で歌われる歌です。濵田さんには、もう再会は出来ないと悟った上でこの歌を相手に送って欲しいです。不可能だとわかっていることを望む歌を最愛の人に送るってとても苦しいけれど、あたたかい人にしか出来ないことな気がしたのでイチオシ。
「君ゆゑやはじめもはても限りなき うき世をめぐる身ともなりなむ」
ーあなたのせいで、始まりも終わりも無い六道三界をさまよい続ける身ともなってしまうのだろうか。ー
例えば今世で濵田さんと恋に落ちたとして。両想いでも、はたまたそれが片想いでも、きっとまた好きになるし、「生まれ変わっても恋をしたい」男性No.1って感じなのが濵田崇裕。もっとよく考えてみたらあれ?わたし前世でも濵田崇裕を好きだった?という錯覚にすら簡単に陥る。そんな感じで、自分のことを好きになってくれた人に後悔はさせないのが濵田さんかなって。苦しい思いはさせるしもちろん告白の返事がNOとかもありますよそりゃ!でも「苦しい」と「後悔」は違うじゃないですか、そこのとこで好きになって良かったって思わせてくれそうだから、濵田さんは。改めて素敵。(!こんなに語ってるけど重岡担です)
◎小瀧望
「色見えで移ろうものは世の中の人の心の花にぞありける」
ー草木や花であれば、色あせていく様が目に見えるけれど、外見には見えずに色あせてしまうものは、人の心に咲く花であったのだなぁ。 ー
美女だったといわれる小野小町の歌。世の中=男女の仲、ということで、見えぬうちに、相手の自分への気持ちが移り変わっていることを嘆いているのですが小町相手にそんなことするってどんな男だよ!って思いますよね。男心を嘆いた歌ですが小瀧くんサイド希望です。たくさん愛されてる人って人の愛が本物かどうかとか、きちんと自分のことをみてくれてるのかとかちゃんとわかるのかなと思っているので、小瀧くんならこの歌詠めそうだなと思いました。
「しひて猶したふに似たる涙かな 我も忘れむとおもふ夕べを」
ー抑えようとしているのにどうしても出てしまう、あの頃を懐かしむような涙。あの人はぼくのことを忘れたろう。だから、ぼくもあの人のことを忘れてしまおう。そう思うのに、あの人と過ごした夕暮れ時を思い出してしまうのだ。ー
めっっっっっっっちゃピュアじゃないか!!!!!リアルな恋愛とかじゃなくて全然良いんですけど、昔の思い出の中で恋をしていて欲しいっていう妄想から。過去が過去で完了していないという謎の状況が切ない。思い出そうとはしない小瀧くんだけどふと気づいたら泣いてた、とかね。大切にしてる人に関してはどこまでもピュアであって欲しいというおばちゃん(同い年)からの願いも込めての選歌です、、、
終わりました〜〜!①を書いてた時のテンションが思い出せなくて、書き終わっても猶ふわふわしております( ・ᴗ・̥̥̥ ) 異議は受け付けますので自担のこれは納得いかない!とかあったら是非お話ししましょう〜〜♡ 読んでくれてありがとうございました!
*お わ り